1. 「節税の門」とは
  2. カテゴリで探す
  3. 節税マメ知識
  4. 書籍紹介コーナー
  5. 【運営】独立・起業ならDREAM GATE
なぜ景気がよくなると中古の外車が売れるのか?

(この節税ノウハウが投稿された日付:2008年10月7日)
カテゴリー・執筆者:児玉尚彦(税務)


会社名義で車を買った場合の税金面でのメリットについては説明しましたが、ではなぜ中古の外車が節税で使われるのか?について説明します。

中古の外車が売れている


先日、都内の中古外車専門店の店員さんに聞きました。

最近、中古のグレードのいい外車が売れているそうです。

「昨日も、30代の男性がフラッと見に来て、この350万円のジャガーを買っていったんですよ。会社から振り込むから請求書を送ってくれと名刺を置いていきました。値引き交渉もあまりしないんですよ」とニコニコしながら話してくれました。


正しく税金を納めながらも会社にお金を残す仕組みとして、中古の外車を購入する若い中小企業経営者が増えているとのことでした。

なぜ中古なのか?


では、なぜ中古車が売れているのか?

もちろん外車の新車は高すぎるので買えないからということもありますが、実は中古車のほうが、節税効果が大きいからです。
ご存知のとおり、車は買ったとき に全額経費にはなりません。
購入したら、一旦、会社の資産に計上して、耐用年数に応じて経費化していきます。そうです、減価償却というチョッと面倒くさい 計算をするわけです。
新車で購入すると、この減価償却の耐用年数は6年です。



しかし、中古車の場合は、すでに前のオーナーが乗っています。その分を耐用年数から差し引くので、通常の耐用年数よりも短い期間で減価償却の計算ができるのです。


たとえば、4年落ちの中古車であれば、残りの耐用年数は2年ですから、2年間で経費化できることになります。

減価償却費にこんなに差が出る


具体的に減価償却の計算をしてみます。

新車のアコード(耐用年数6年)を250万円で購入した場合、1年間で経費として落とせるのは、取得価額の約半分の104万円(※)です。


それに対して、同じ250万円でも4年落ちの中古のアウディ(耐用年数2年)を買った場合には、1年間で全額経費(※)として落とすことができます。


そして、1年後に会社の帳簿に残っている車の資産価額は、次のとおりとなります。


アコード(新車) :146万円(250万円-104万円)


アウディ(中古車):1円(250万円-2,499,999円:帳簿上1円だけ残しておく)


※期の途中で取得したときは、減価償却費は月数で按分することになるので、期末に取得しても経費にできるのは12分の1の金額となります。

2年後の下取り価格


次に、車を2年間乗って買い替えることを考えてみます。

買い換える場合の下取り価格は、いくらでしょうか?

もちろん、下取り価格は、車自体の状態や走行距離、年式やグレード、人気度合いにより異なりますが、一般的には、国産車よりもドイツ車などのほうが高く取引されています。


もともと国内での新車販売台数が圧倒的に違いますので、需要と供給の関係で考えても、中古市場でどちらが値崩れしやすいかは明らかです。

実際に下取りに出してガッカリした経験がある人も多いと思いますが、2年落ちの国産車だと、新車価格の半値以下です。

しかし、4年落ちのアウディを2年乗って耐用年数が経過しても、下取りがゼロになることはほとんどありません。

逆に、買ったときの半値以上で買い取ってくれたりします。


結局、新車の国産車は2年経ったら価値は半分以下に落ちるのに対して、中古の外車は2年間で9割も経費化できて資産価値はそれほど下がらないということです。

決して国産車が外車より劣っているとか、価値が低いと言っているわけではありませんので、ご了承願います。

会社が中古外車を買うメリット


結局、会社名義で中古の外車が売れる理由は、早く経費化(節税)できて、資産価値が下がらないからです。

もちろん、外車は国産車に比べて故障しやすく、修理代が高くつくというデメリットもあります。

しかし、外車に憧れている場合、同じ金額を払うなら、ガマンして国産の新車を買うより、手頃な価格で外車に乗るほうがいいし、ましてやそのほうが会社経営や財産形成にもメリットが大きいのでなおさらです。

税コストと買った後のことを考えておく


私(児玉)は、経営者から資産購入のアドバイスを求められた場合、必ず次の3つの時点のことを考えてもらうようにしています。


(1)買うとき


(2)所有しているとき


(3)売るとき


あなたも経営者として、車などの資産を買うときは、購入前に、税金や買った後のことも考える習慣をつけておくといいでしょう。

そうすれば、衝動買いをして後悔することは、きっと減ります。


<起業・経営の相談>

詳細な内容については、ドリームゲート「起業独立相談」担当の税理士さんに相談してください。

■ 無料相談!起業経営相談室

(参考)
「国税庁タックスアンサー」 中古資産の耐用年数
http://www.nta.go.jp/taxanswer/hojin/5404.htm



[contact-form 1 "コンタクトフォーム 1"]

カテゴリー・執筆者:児玉尚彦(税務)


関連リンク:


powered by 節税の門-学校では教えてくれない「節税」


  1. 「節税の門」とは
  2. カテゴリで探す
  3. 節税マメ知識
  4. 書籍紹介コーナー
  5. 【運営】独立・起業ならDREAM GATE